名古屋陶磁器会館
なごやとうじきかいかん
基本情報
- 建築年代
- 昭和7年(1932)
- 建築設計者
鷹栖一英(名高工教授)
- 位置づけ
- 国登録文化財・景観重要建造物
- 所在地
- 徳川一丁目10番3号
- 電話番号
- 052-935-7841
- 料金
無料
- 営業時間
10:00~17:00 最終入館(16:30)
- 定休日
- 土曜日・日曜日、祝日、
夏季、年末年始、その他臨時休館あり
- 駐車場
- 4台
- ホームページ
- 名古屋陶磁器会館公式サイト(外部リンク)
- ガイドボランティア
前日までに要予約(展示解説)
解説
鈴木禎次の門下で、後に名城大学建設工学部創設に関わった鷹栖一英の設計による建築物。名古屋の表現主義建築の代表と言えます。図面では人造石研出仕上げでしたが、 名古屋陶磁器貿易商工同業組合の事務所として建てられたため、実際にはスクラッチタイル貼りです。館内はレリーフのある天井などで、アールデコ調の雰囲気が残っています。 1階は展示室と絵付けなどの教室として利用され、会館はデザイン関係のテナントが多く入っています。もともとこの東区一帯は、明治10年以降、多治見・瀬戸でつくられた 磁器の白い素地を仕入れて海外のニーズに応じた絵付けを施し、輸出する輸出陶磁器産業が盛んとなりました。その後、日清戦争(明治27~28年)後、陶磁器産業が本格的に立地し始め、 昭和8~9年頃には日本全輸出陶磁器の80%を生産していたのです。名古屋税関の統計では、昭和12年に名古屋港輸出上位5品目の中でも、綿織物を抜いて陶磁器がトップとなり、 昭和30年代の中頃まで一位が続きました。この陶磁器会館1階の展示室には、かつて輸出された数々の魅力的な陶磁器製品が所狭しと陳列され、一見の価値があります。
ロケ地
映画『ALWAYS三丁目の夕日’64』
(2階の大ホールで撮影。一般の方はガイドボランティア実施日のみ見学可能)