みどころ01
1階大広間
文化のみち発見
パネルやビデオなどで、文化のみちの町並みや歴史などを紹介するとともに、文化のみちに関する各施設の利用案内や催し物、関連団体の活動などの最新情報を発信。また企画展などを開催し、文化のみちの魅力をさらに発掘する場としていきます。この大広間には、創建当時の部材を使って復元されているものが展示されています。
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- ステンドグラス
当時の有名なデザイナーであり、福沢桃介の義弟・杉浦非水の原画をもとに作成したもの。
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- ソファ
改築時、別の部屋に転用されていたソファを、一度解体した上で、当時の材料や工法に倣い復元し、もとの位置に戻しました。ソファの木組みやスプリングは当時のものを再利用。
みどころ02
1階展示室1
ピカソも魅了した女優 川上貞奴
展示室1では、貞奴の生涯を紹介するパネルとあわせて、主に女優として活躍していた頃の資料を展示します。
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- 花魁のうちかけと薙刀(レプリカ)
唯一現存する貞奴の舞台衣装と「深山の美人」の舞台で貞奴が使用した小道具。
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- 展示ケース
パリで撮影した貞奴の写真や舞台脚本、雑誌・新聞のスクラップ、貞奴を描いた青年ピカソのデッサンなどを展示。
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- ポスター
スイス人画家のアルフレード・ミュラーが描いた1900年パリ万博の貞奴公演を宣伝するポスター。
みどころ03
1階展示室2,3,4
当時の暮らし
和室は創建当初のままであり、この部分は、国の文化財として登録されました。ここでは調度品などで当時の室内を再現し、貞奴愛用の品など生活の様子をご覧いただけます。
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- 着物と帯
貞奴が愛用していた着物と帯。
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- 風景画の衝立
創建当時の貞奴邸北側からの風景。中央上部に貞奴邸が描かれている。
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- 火鉢(レプリカ)・座布団・三味線
貞奴が愛用していた品々。
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- 桃介の書
沢桃介の直筆の書で、漢詩(唐代の詩人・崔 敏童作)を書いたもの。
宴城東荘 崔 敏童作
一年始有一年春 百歳曾無百歳人 能向花前幾回酔 十千沽酒莫辞貧
一年が終わればまた次の年の春は来るが、百歳の歳まで生きられる人はほとんどいない。一生涯で花前に酔うのは、何回もないことである。だから、美酒一斗、万銭に値するとしても、これを求めて充分に酔い楽しみ、貧乏などをもってこれを辞することなかれ。
みどころ04
1階廊下
移築復元
わが国初の住宅専門会社「あめりか屋」の設計したこの建物の復元にあたっては、できるだけ当時の材料(構造材やステンドグラスなど)・工法を用い、創建時の姿を再現しました。パネルや実際の復元部分の公開により、建物の由来や当時の建築技法などを紹介。
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- 配電盤
大理石でできた巨大な配電盤。
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- 呼鈴と親機
主な部屋に呼鈴がついており、親機は事務室に設置されていたようです。呼鈴を押すとベルがなり、番号が表示され、どの部屋で呼ばれているかすぐわかるようになっていました。
郷土ゆかりの文学資料室
当館は、旧川上貞奴邸であるとともにその一部を活用した、名古屋市内における唯一の近現代の文学資料室でもあります。開館当初より、郷土ゆかりの文学に関する資料を収集し、展示やイベントなどを催して地域文芸の魅力について発信してきました。
みどころ05
2階展示室5,6,7,8
近代文学の祖こと、坪内逍遙をはじめ、城山三郎(直木賞)、小谷剛(芥川賞)、江夏美好(田村俊子賞)、春日井建(迢空賞)など名古屋を中心とする郷土ゆかりの文学者および文学作品を、資料やパネルで紹介します。
また、当地において盛んに展開されてきた同人誌活動をふりかえります。資料の一部は本棚に配架してあり、手にとって自由に閲覧いただけます。
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- 現在開催中の文学企画展
「名古屋・モダニズム詩展Ⅱ―モダニズムからシュルレアリスムへ―」
2024年10月9日(水)~11月24日(日)
会場:2階展示室5
※11月10日(日)10:30~12:00は、関連トークイベントも開催